
こんにちは!
chaki(@hobo325ikuji)です!
双子を妊娠すると、ほぼ全員が「今後管理入院の可能性があるかも」と医師から宣告されます。
このブログで何度もお伝えしている通り、双子妊娠は「ハイリスク妊娠」です。
異常妊娠の扱いになります。
ハイリスク妊娠というのは、母親自身または胎児、もしくはどちらもが健康上問題があったり、合併症の危険性がある、最悪死の可能性もある。そんな危険のリスクがある妊娠をさします。
そのため早い段階で管理入院になることも少なくないのです。
私が管理入院になる前は、

病棟内は歩けるだろうし、気晴らしくらいはできるかな。
売店まで微妙に遠いな、やだな〜
くらいに思っていました。
でも!!!
管理入院宣告後、待っていたのは車椅子でした。
そこから車椅子に乗せられて病室まで行くことに、、、
なぜ??なぜ車椅子なの???
そんな私の管理入院体験談を2回に分けて書いていきます◎
▷双子妊娠の管理入院リアル体験談②辛かった嬉しかったこと、暇つぶし方法
▷急に管理入院宣言されても大丈夫!必要な持ち物リスト!
双子妊娠、切迫早産での管理入院は、歩行の許可もおりない
まずは私が管理入院になった時のスペックを書いておきますね!
・妊娠30週
・双子はMDツイン(1絨毛膜2羊膜双胎)の男の子
・切迫早産の診断
・子宮頸管8mm
・子宮口2cm
・ファンネリングの兆候あり
子宮頸管が8mmで入院、入院当日に2mmになってしまった

は?!?子宮頸管8mm??!
って思われているのではないかなと思います。
子宮頸管について説明すると、
子宮頸管とは:簡単に説明すると、出産まで絶対に開かない道です。固く閉じていて、赤ちゃんが産まれてしまうのを防ぎます。本来は35〜45mm程度の長さがあり、25mmをきると、切迫早産の診断がつき、病院によっては管理入院となります。
うん、よくわからないですよね(笑)↓担当医の説明によるとこんな感じ
30mm→余裕!
20mm台→微妙、経過観察
20mm以下→自宅安静or管理入院
10mm前半→管理入院。やばいぞ、、
10mm以下→危険!いつ産まれてもおかしくない

それなのに管理入院当日に2mmになってしまいました、、、
そんな形で入院!
絶対安静生活が始まりました。
安静度MAX!病室から出ることは許されない
車椅子で病棟に案内され、今後の入院生活について助産師さんから説明がありました。
トイレ・洗面のみ
それ以外はベッド上での安静
ラウンジでの面会禁止
(病室での面会は可だが、10歳以下は入室禁止)
●食事
産科食、食事制限なし
●清潔
清拭のみ、シャワーNG
さっきまで普通に歩いていたのに、絶対安静というのはシャワーを浴びることもできないのかと!

呑気に売店まで遠いなとか考えていたけれど
歩行も許可されなければ
売店に行くことなんてもっと無理でした(泣)
24時間絶えず点滴
病院での過ごし方の説明があったあと、即、点滴投与がスタートしました。
私はウテロンを2A 20という段階から始まりました。
ウテロンは有名なウテメリンの後発薬で、切迫流産や切迫早産の対処として用いられる子宮収縮抑制薬です。
そして副作用が強くでます。(個人差があります)
私が経験した副作用は、
- 手の震え
- 身体のほてり
- 動悸
- 頻拍
- 顔面潮紅
- 息苦しさ
- 胸痛
でした。中でもしんどかったのは手の震えと身体のほてりです。
真冬なのに、アイスノンで身体を冷やして安静生活を送っていました。
ただでさえ大きなお腹に圧迫されることで頻脈だったのに、点滴が始まるとさらに頻脈になり息苦しさが増したこともしんどかったことの一つです。
点滴は4日に一度差し替えがある
点滴は衛生上の観点から4日に一度差し替えがありました。
他院では、点滴が漏れたりしない限り差し替えをしないというところもあるようです。
この差し替え、ただただ地獄でした。
私はもともと看護師泣かせの腕でして、血管が見えない。
ベテランの方でも一度で入ることはなかなかありませんでした。
差し替え時のやり直し最高回数は8回。
なかなか入らず、最終的にはドクターを呼んでルートを確保する始末でした。
私の差し替え担当の方にはこんな腕で申し訳ないなと思いつつ、ボロボロになっていく腕と血管にもごめんよ〜という気持ちでした。
1ヶ月半の管理入院で、私の両腕はヤク中のように、、、

そのうち、この血管はルート取れる!とか自分でもわかるようになってきて面白かったです(笑)
入浴不可!毎日身体を蒸しタオルで拭くだけ(清拭)
これです。
シャワーの許可が最初の2週間はおりませんでした。
毎日お昼前に蒸しタオルで身体を拭くだけなんです。
やはりシャワーは身体への負担が大きいとのことで許可されないようでした。
真冬なのに病棟は暑い!そして副作用の火照りでさらに暑い!
シャワーを浴びたくてしんどかったなあ、、、
そしてその身体で受ける妊婦健診。
担当医に申し訳なさすぎて毎回ごめんなさいって言っていました。
担当医は慣れていると思いつつも、やはり女性として綺麗でない身体を見られるのは申し訳なかったのです。
洗髪は3日に一度
シャワーを浴びることのできなかった間、毎日の清拭の他に3日に一度、洗髪の日がありました。
助産師さんが美容室のシャンプー台のようなとろこで洗髪してくださいます。

これが気持ち良いのなんのって!
洗髪の日を指おり数えて待っていました!!
今まで毎日当たり前のようにしていたことができなくなるストレスは、思っている以上に辛かったです。
初めてシャワーを浴びたのは入院から2週間後
入院から2週間後、状態が安定してきたため、点滴の差し替え時(私の病院では4日に1度でした)のみシャワーの許可がおりました。
2週間ぶりにシャワーを浴びて実感したことは、気持ちいい!!!よりも、自分自身の筋力の衰えです。
2週間も寝たきりの生活をしていたため、足はフルフル震え、シャンプーをしている腕もずっしり重たく感じました。とってもショックでした。
こんな身体で産後双子育児ができるのかとかなり不安になったのを覚えています。
健診時は車椅子で移動
唯一病室から出ることが出来たのが週に1度の健診の時です。
疑問に思う方もいるかもしれませんが、管理入院中も妊婦検診があります!
病室から出ると言っても、同じ病棟内にある診察室に車椅子で連れて行ってもらうだけなんですけど!

それでも病室から出るというのは
当時の私にとっては一大イベントでした!
双子妊娠での管理入院、1日のスケジュール
- 06:00起床
- 06:30検温、採血4本
- 07:00心音、点滴確認
- 08:00朝食
- 10:30NST
- 11:30清拭
- 12:30昼食
- 13:30洗髪
- 15:30おやつ
- 15:45NST2回目(やり直し)
- 17:00点滴交換
- 18:30夕食
- 21:30心音、点滴確認
- 22:00消灯
※心拍は通常1日4回確認していましたが、この日はNST(ノンストレステスト)があったため、心拍確認は朝夜のみでした。
・赤ちゃんの心拍
・お母さんのおなかの張り
を計測します。
単胎ママはひとつしか付けませんが、双子ママは装置をふたつ付ける必要があり、お腹の上から感覚で赤ちゃんの心拍を探すため、長丁場になることも。ノンストレステストと言いつつ、母体には結構ストレスになるという、不思議なテストです。
・起床、消灯(就寝)
・ご飯の時間
は固定です。(当たり前か!)
週に1度は妊婦健診があり、エコーでお腹の中の赤ちゃんを確認することもできます!日によって、助産師長さんとの面談があったり、臨床心理士さんや薬剤師さんとの面談もあったりします。このあたりは病院によって差があると思います◎
さいごに
今回は、双子妊娠の管理入院リアル体験談①と題し、思い出す限りのことをまとめてみました。
長女の妊娠の時は考えもしなかった管理入院。
双子妊娠時は管理入院は避けられなかったなあと今思い返しても感じます。
もちろん、出産までご自宅で過ごされている双子妊婦さんもいらっしゃるので、全員が経験するという訳ではないのです。
そして、切迫早産での入院でなければ、安静での入院ではないかもしれません!
あくまで私の体験談です!少しでも参考になれば幸いです。
▷双子妊娠の管理入院リアル体験談②辛かった嬉しかったこと、暇つぶし方法