
こんにちは!
chaki(@hobo325ikuji)です!
今回は、前回の記事に続いて双子妊娠の管理入院リアル体験談②辛かった嬉しかったこと、暇つぶし方法をお送りします。
▷双子妊娠の管理入院リアル体験談①はこちら
前回は管理入院の実態(?)を記憶の限りに書きました。
病院の治療方針により多少の差はあると思いますが
切迫早産で入院となるともれなく絶対安静生活が待っています。
今回は、管理入院をして辛かったこと、嬉しかったこと、
そして最後に私が管理入院中にしていた暇つぶしの方法 時間の有効活用法を紹介します!
管理入院中って家族とも離れ離れ。
大部屋での集団生活だったり、絶対安静だったりのストレスで気が滅入りがちです。
お子さんを自宅に残してきているママは尚更心がしょんぼりしてしまうと思います。

退院したら怒涛の双子育児が始まります!
私は双子育児が始まる前、人生最後の夏休みだと思って割り切って管理入院に臨みました!
管理入院が終わる=双子育児が始まる
ということ。
自分のリズムで生活できるのも残りわずかです。上のお子さんがいるママは、管理入院中は久々に自分のタイミングで寝たり起きたりができるのではないでしょうか。
まずは双子ちゃんが無事に産まれるよう安静を第一優先にして、管理入院もちょっぴりでも前向きな気持ちで過ごせたらなと思い、この記事を執筆します。
▷急に管理入院宣言されても大丈夫!必要な持ち物リスト!
管理入院で辛かったこと
1ヶ月半に及んだ管理入院で辛かったことを4つ紹介します。
毎日毎日ベッドの上で寝ていると、些細なことがストレスになったり、感情を揺さぶられるようになります。
しーちゃんに会いたい!当時まだ1歳1ヶ月だった
入院中、ずっと考えていたのは長女のしーちゃんのことでした。
携帯に送られてくる写真を見ては毎晩のように泣いていました。
当時まだ1歳1ヶ月だった彼女は、私が入院してしまったため、夫と二人暮らしになっていました。
夫のりょーさんは朝、しーちゃんを保育園に送っていき、仕事。
そして仕事終わりにしーちゃんを迎えにいき、帰宅。
家事と仕事と育児をりょーさんはひとりでこなしてくれていました。まさにシングルファザー状態。
今思い返しても感謝しかありません。

りょーさんありがとう(泣)

あの時は毎日を生きることで精一杯だった(泣)
しーちゃんと入院後初めて会えたのは1週間後に30分だけ
ラウンジでの面会は禁止されているため、応接室でソファに横になった状態での面会が許可されました。
病室には10歳以下の子どもが入室することが禁止されており、応接室での面会となったようです。
(感染症対策とか色々あるみたいですね!)
他にも応接室を使用する入院中のママさんがいらっしゃるので、応接室は事前予約制。
1回30分と決まっています。
久々にあった我が子は、一瞬私のことを忘れていたようで、キョトンとしてました(笑)
それでも帰り際には思い出して、元気に手を振って帰っていきました。
私は泣きそうになる中、娘の方がケロっとしていてびっくり!
助産師さんにそのことを話すと
「どのご家庭も意外とお子さんの方がケロっとしているんですよ」
とのこと。
寂しいような!たくましいような!(笑)
夫がお見舞いになかなか来ることができない
先ほどお伝えした通り、夫はシングルファザー状態で日々をこなしていてくれました。
そんな中、毎日お見舞いにくることもできず、そしてそんな酷なことをお願いすることもできず。
夫のりょーさんと長女のしーちゃんとは週に一度会えるか会えないかといった感じでした。
毎日旦那さんがお見舞いに来てくれるママを羨ましく思いながら、こっそり泣いた日もありました。
でもそんな日々にも2週間くらいで慣れました!
大部屋なので、他のご夫婦の頬笑ましい会話で癒されることもありましたよ!

同じ病室のママが、お見舞いに来た旦那さんにいきなり
「〇〇ちゃん(ママ)の作るカレーまずいよ」
って話をしだした時は、思わず病室のみんなで笑っちゃったことも!
管理入院で嬉しかったこと
辛い思いをしていた管理入院でも、嬉しかったことがありました!
辛いことだけじゃないよってことが伝わるといいなと思い、ここに7つ(!)挙げますね◎
これを読んで、管理入院を控えている双子プレママさんが少しでも安心して貰えたらなと思います。
4人部屋のうち3人が双子妊婦さんだった!
私の入院していた病院は「双子なら日赤」という合言葉のある、日本赤十字社医療センター(渋谷区広尾)でした。この病院はハイリスク外来もあり、多胎児分娩数も桁違いなんです。
同時期に、有名な女優さんが双子ちゃんを出産するために入院しており、やっぱりこの病院は凄いんだなあと素人ながらに思っていました。

会えないかな〜!ってそわそわしていましたが、勿論会えませんでした!
そんな日赤で、管理入院がスタートしまして、私は大部屋(4人部屋)を希望!
車椅子で連れて行かれたそのお部屋は、カーテンを閉めることなく、入院中のプレママさんたちがにこやかに会話している部屋でした。
私はしーちゃんと会えない寂しさからメソメソモードだったのですが、にこやかに迎え入れて貰えてほっとしたのを覚えています。
話していくと、そのお部屋のプレママのうち1人が双子プレママだということが発覚!
しかも、入院前に、病院の多胎専用マタニティークラスを受講していて、席も近かったことが判明!
双子妊婦さんってかなり少ないのに、こんな奇跡の出会いがあるだなんて、さすが日赤だなあと思いました。
その後、私とその双子プレママ以外のメンバーが何度も入れ替わり、なんともう1人双子プレママが入院して来たのです!

chaki
4人部屋で4人中3人が双子プレママという奇跡が、、、!!!
予定日も近く一気に打ち解けることができました。
寝る時と清拭の時以外はカーテンも開けっ放しで
産後はどうするか、上の子のケアはどうするか、双子トークに明け暮れる日々でした。
同じ病棟に双子会メンバーが4人入院していた
奇跡はそれだけではなく、、、
実は私、双子妊娠中に双子会を立ち上げているのですが、そのメンバーが病棟内に4人も入院していたんです!
ワンフロアの病棟に、双子プレママがたくさん!
みんなベッド上安静なので、病室を行き来することはできませんでしたが、SNSで交流を深める日々。
どの助産師さんが点滴上手かとか、今日のお昼ご飯は美味しかったとか、そんな些細な会話をしていました。
出産日が近くなった双子プレママさんも入院しており、その方は院内歩行の許可が出ていたので、よく私の病室まで大きなお腹で会いに来てくれました。
私も、そのプレママさんを目標に、

頑張るんだ!もっとお腹の中で育って貰えるように今は安静にしなきゃ!
と、日々思っていました。
本当に恵まれた環境で、管理入院ができたなあと今思い返しても感じています。
双子妊娠中のママが多く集まるこの病院で出産できたことも本当に感謝しています。

(下調べせずに、近いからという理由だけで病院を選んだなんて言えない)
双子会メンバーがお見舞いに何度も来てくれた
そしてそしてそして!
その双子会メンバーには、まだ管理入院になっていない双子プレママさんも多数在籍していたので、そのプレママさんたちがお見舞いに来てくれることもありました。
まだ入院にならない双子プレママさんのお腹が、お見舞いに来てくれる度にどんどん大きくなるのを感じるのもとても幸せでした(泣)
毎日双子の心音が聴けるし、不安なことはいつでも相談できた
これが管理入院の醍醐味なのではと思っています。
毎日4回、助産師さんが赤ちゃんの心音を確認しに来てくれます。
そして2日に1回はNST(ノンストレステスト)をするので、胎児や母体に異常があった場合には、すぐに対応してもらえます。
▷NST(ノンストレステスト)はこの記事内で説明しています
不安なことがあっても、回診や点滴の確認の時などに、気軽に主治医や助産師さんに相談できたのも安心材料になりました。ネットで検索して、大丈夫かな?って考える必要がないのは、妊娠している上でとても良い環境だったなあと思います。
誰よりも主治医が私の味方でいてくれた
私の主治医は、おじいちゃん先生でした。
日赤の妊婦健診は担当制ではなく、チーム医療なので、いつも違う医師の診察という方が殆どだと思います。
しかし、なぜか、私はこのおじいちゃん先生によく当たっていて、管理入院後は主治医となってくれました。
私が家のこととしーちゃんが心配だから、
・管理入院スタートの日を伸ばして欲しいと言った時も
・もう産まれてもいい週数だから退院したいと言った時も
しっかりと面談の時間をとって、私の気持ちに寄り添って一緒に考えてくれた医師でした。
退院させて欲しいと言った時に、おじいちゃん先生から言われた言葉を今でも覚えています。

正直今妊娠34週なので、36週までの点滴は無駄です(笑)だって点滴しててももうこの時期は生まれる人は生まれるから。この点滴はあくまで保険です。当院では内服はしません。何故なら張り止めの内服は意味がないから。内服するくらいなら入院して点滴してしっかり治療するのがうちの方針です。私は医者です。あなたとあなたの赤ちゃんを第一に考えています。考えなければなりません。でも、あなたの家族が、ご主人と娘さんが、あなたを必要としているならそのケアも必要でしょう。それを無理に止めません。ただここまで来たから早産にしたくはなかった。あなたもここまでよく頑張った。ここまで持たないと思っていた。本当に頑張った。あとは双子ちゃんが出てきたいときに出てくるでしょう。何かあったらすぐに病院に連絡ください。24時間いつでも帰ってきてください。
おじいちゃん先生の話を聞きながら、ボロボロと泣いてしまいました。
先生の今までの経験と自信があるからこその言葉なのでしょう。とても心強く、この先生に出会えて本当に良かったと感謝したエピソードです。

でもその後の退院前診察で異常が見つかり、緊急帝王切開になるんですけどね!
カウンセリングを受けることができた
入院中、時間が有り余っていたこともあり、師長さんが、臨床心理士さんとのカウンセリングを進めてくださいました。
(産後の年子双子育児を心配してくれていたようです)
人生初の心理カウンセリング!
自分の半生を見つめ直してみよう!とワクワクしながら、週に1度のカウンセリングを受けました。
しかし!!!!
自分の半生を思い返してみると、指摘されて初めて気付くキーワードが沢山あって、自分でもびっくりしました。
例えば、親との関係性が少し異常であったり、自分の感情がうまく他人に伝えられない原因がわかったり。
それらを知ることで、無意識に湧いていたマイナス感情や怒りなどが、コントロールできるような段階にまでなったのです。自分で自分の過去を認められるようになり、何となく生きやすくなったような気がしました。
日常生活を送っていたら、カウンセリングを受けることなんてなかったと思うのですが、管理入院がきっかけで受けることができ、自分を見つめ直すきっかけになったことで、産後の育児もスムーズに進んだように思います。
洗髪と足湯の時間が癒しだった
清拭のみの日々が続いていたのですが、2日に一度、助産師さんが足湯をしてくださいました。
その時に、お湯にアロマを垂らしてくださったり、足のマッサージをしてくださったり。
初めは、他人に足を洗ってもらうとか、身体を拭いてもらうとか、恥ずかしいし、相手に申し訳なくて苦痛でした。
でも慣れって怖いですよね、、。
1週間も過ぎると、お願いできるようになり、洗髪や足湯の時間が癒しの時間へとなりました。
普段何気なくしている入浴ですが、それがいきなりできない生活になると、めちゃくちゃにストレスが溜まるんです。髪の毛はベトベトして嫌な臭いがするし、身体も何となくペタペタ。
もう二度と経験したくない体験ですが、あの癒しの時間は忘れられません!
管理入院中、暇つぶしにやっていたこと
管理入院中は時間がたっぷりあります。だってベッドの上で寝ているだけですから。
でもそれが赤ちゃんのためには最重要ミッションなんです。そこは勘違いしてはいけません!
その時間を何かに活かせないかなと思ってこんなことをしていました。
編み物
夫に毛糸とかぎ針を買ってきてもらって、産まれてくる双子の帽子を編みました。
編み物なんて小学生の授業以来で、不器用なのにできるのか?と思っていましたが、意外にできます!
そしてあっという間に完成しちゃいます。
これが結構病みつきになって、帽子だけで10個くらいできました。
▽私が参考にしていた動画はこちら!
▽ついでにお花もつけました!(男の子なのに!)
ミサンガ作り
双子が産まれて、見分けがつかなかったらどうしようってずっと思っていたので、
刺繍糸でミサンガも作りました!
セロハンテープで机に刺繍糸を貼り付けて、お腹が張らない程度に、少しずつ編んでいきました。
▽参考にした動画はこちら
ミサンガも比較的簡単に編めてしまうので、すぐ作れます。
うちの双子は、生後3ヶ月くらいまでずっと足首につけていました。
(ネット記事で、赤ちゃんにミサンガは不衛生って書いてあるのをみてミサンガをつけるか一瞬迷ったのですが、うちの双子は似すぎていて全く区別がつかなかったのでとても重宝しましたよ!)
Instagramの双子アカウント更新
Instagramのストーリーズを管理入院中も頻繁に更新していました。
同じ管理入院中の双子プレママさんと励ましあったり、今食べたいものを言い合ったりして、気持ちを紛らわしていました。
入院していない双子プレママさんに、下界(笑)の様子を聞いて、ああもう外はあったかくなってきているんだなあ(入院したのが真冬だったため)と感じることもあり、不思議な体験をしていました。
iPodで音楽を聴く・移動図書を読む
音楽が大好きなので、よく聴いていました。大部屋だったので胎教として音楽を聴かせることができない分、私がイヤホンで音楽を聴けば伝わるかもと、訳のわからないことを考えて音楽を聴いていました(笑)
移動図書もあったので、本や漫画をよく読んでいました。コウノドリもドラマは見ていたのですがこの時初めて漫画で読みました。
Amazonプライム・ビデオで映画をみる
Amazonのプライム会員で良かったなとこの時ほど思ったことはありません!!!
漫画でコウノドリを見て、ドラマでもコウノドリを見る二重生活?をしていたこともありました。
ずっと見たかった映画を見て、そのまま寝落ちするという、育児中の今では考えられない生活もしていました。

2日くらいだけ管理入院に戻りたいかも、、、!
さいごに
長いブログになってしまってごめんなさい。
そして不安を煽ってしまっていたらなおさらごめんなさい。
暇つぶし!とか言っていますが、
赤ちゃんにとっては、本当に大切な期間です。
今は医療が発達して、早産であっても元気に退院できる赤ちゃんが沢山います。
得てして我が双子たちも、元気にNICUとGCU(新生児集中治療室と回復治療室)を卒業しています。
管理入院中に助産師さんに

お腹のなかの1日は保育器の4日とも10日とも言われているんだよ!
と教えてもらいました。
だからこそ、お母さんが安静にしていることの意味がよくわかるのではと思います。
管理入院中は赤ちゃんのためにしっかり休んで、安静にしてくださいね。
その中で、楽しみや時間の活用法が見いだせるといいなと思います!